時が経つにつれて、彼らの専門知識と経営手腕は向上し、イタリア国内はもとより、海外からも高い評価を受けるようになり、会社は年々成長していきました。マッシミリアーノとジュゼッペは、自分たちのプロダクションをより強く、より認知度の高いものにしていったのでした。そして世界に目を向けつつも、父チェザレから植え付けられた本物の価値観を土壌に根ざしたものとするために「アルファベット」と題した規範を作成したのでした。同時期に、偉大なアリギエロ・ボエッティが視覚芸術のために行っていたことと非常によく似たことですが、長きにわたり確立されたルールを書き換え、芸術家と職人の間の平等を初めて公に認めたのでした。

更なる高みを絶え間なく追求するマッシミリアーノとジュゼッペは、自らの手で最高の生地を選んでいます。スコットランド、イギリス、アイルランド、イタリアの糸を中心に、最高級のウールから純度の高いカシミアまで、その選択肢は多岐にわたります。それだけではありません、色合いやデザインは、ナポリのファッション・ハウスの特徴的なスタイルが常にリフレッシュされるように、彼らのディレクションによって修正されています。マッシミリアーノ・アットリーニはこう強調して言います「私たちの仕事において重要なのは、何よりも生地とカッティングの品質です。よく考えてみると、伝統と現代性を融合させるという非常に難しい仕事を、シンプルかつ簡単に成功させることが秘訣なのかもしれない。その結果、私たちの服を着るたびに感じるバランスと調和が生まれるのです」。

「私たちの最大の喜びの一つは、顧客である父親がスーツの寸法を測る際に息子さんを連れてきているのを見かけることです。その後、その息子さんがロイヤリティの高い顧客となることがあります。これは会社が考えているイメージを示す証とも言えます。」とジュゼッペ・アットリーニはコメントを残しています。